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2017 シルヴァラード・ヴィンヤーズ カベルネ・ソーヴィニョン エステート・グロウン ナパ・ヴァレー
Silverado Cabernet Sauvignon Estate Grown Napa Valley
【このワインについて】
生産国 アメリカ
地方 カリフォルニア
アぺレーション ナパ・ヴァレー
ワイナリー シルヴァラード・ヴィンヤーズSilverado Vineyards
ヴィンテージ 2017
色 赤
ぶどうの品種 カベルネ・ソーヴィニョン85%、メルロ14%、カベルネ・フラン1%
栓 ナチュラルコルク
容量 750ml
アルコール度数 14.4%
【楽しみ方と保管方法】
(ティスティング・ノート)
ラズベリー・ジャムを挟んだクッキーとハーブの香りがあり、ダークチェリー味のコーラ、ブラック・ラズベリー、そしてかすかなタバコなどのフレッシュできれいな味わいを感じます。フルボディでなめらかで、ベリー系の余韻が長く続きます。
【生産情報】
(ヴィンテージノート)
冬の降雨量の多さ、春の低温、夏の高温、そして秋の山火事と、2017 年は記憶に残る年でした。冬の間の十分な雨がブドウの樹をリフレッシュさせるのに役立ち、温度が低く安定した春へと続きました。夏の高温のおかげもあって、ナ
パ産ブドウの90%の収穫は、山火事が起こる前までに終わっていました。シルヴァラードのワインのスタイルは常に早めの収穫によって造られるので、幸いにも収穫は100%終わっており、煙の影響もありませんでした。
(ブドウ栽培)
土壌&気候
傾斜があり石が多く午後の日差しをふんだんに受けられるシルヴァラード・ヴィンヤードと、冷涼で深さのある火山性土壌のマウント・ジョージ・ヴィンヤードとの相乗効果で、ワインの味わいに深みとストラクチャーを与えます。
マウント・ジョージ・ヴィンヤード (49%)
ナパの東側に位置するこの畑は、19世紀に植樹された最初の畑の一つです。この畑のブドウは果実感がしっかりしており、色も濃く、味わいも凝縮感があり、クラシックな骨格があるのが特徴です。
シルヴァラード・ヴィンヤード (45%)
ワイナリーの名前が付いた自社畑で、UCデイヴィスが後に「ディズニー・シルヴァラード・クローン」と名付けることになったカベルネソーヴィニョンが1968年に植樹されたのがこの畑です。
オークヴィル・ステーション (6%)
1883年に植樹されたこの歴史ある畑は、オークビル断崖途中の平らな場所の西の端に位置しています。現在はUCデイヴィスの管理下に置かれ、数々のカリフォルニアのブドウの品質向上に貢献しています。
(土壌+気候)
傾斜があり石が多く午後の日差しをふんだんに受けられるシルヴァラード・ヴィンヤードと、冷涼で深さのある火山性土壌のマウント・ジョージ・ヴィンヤードとの相乗効果で、ワインの味わいに深みとストラクチャーを与えます。
収穫日: 2017年9月12日‐10月4日
収穫時のBrix: 24.1°(平均)
(醸造)
浸漬: 18日間(平均)
樽熟成:オーク樽で18ヶ月間(新樽48%:うちフランス95%、ハンガリー3%、アメリカ2)全体でフランス90%、ハンガリ―5%、アメリカ5%
pH: 3.52
TA: 6.08g/L
残糖: 0.08%
【ワイナリー】
(ワイナリー情報)
地中海スタイルの石で造られたこのワイナリーはウォルト・ディズニーの娘、故ダイアン・ディズニー・ミラーとその夫ロン・ミラーにより1981 年に設立され、スタッグス・リープ・ディストリクトの中心にあるシルヴァラード・トレイル脇の小さな丘に建てられています。シルヴァラードとは現在のワイナリーの付近にあった廃鉱となった銀の鉱山の名前に由来しています。
1970 年代の半ば、ロンとダイアンは土地を購入し、ナパのスタッグス・リープ・ディストリクトへ移住することを決めました。その後、彼ら自身で育てたブドウの品質と恋に落ち、1981 年にワイナリーの建築を始めました。彼らは、ナパ・ヴァレーのシルヴァラードが生産できる最高のワインを適切な価格で市場に出すことを決めました。今日、「シルヴァラード・ヴィンヤーズ」の名はミラー家の長期に渡るナパ・ヴァレー・ワインへの貢献・献身を象徴しています。
スタッグス・リープ・ディスリクトは、ナパ・ヴァレーで最も小さいAVA の一つであると共に、最も有名なワイン生産地域の1 つです。1976 年、あのパリティスティングでカリフォルニアのカベルネ・ソーヴィニョンがフランスのグランヴァンを押さえ一位の栄光を勝ち取りました。そのカベルネ・ソーヴィニョンに使用されていたのがこのスタッグ・リープ・ディストリクトのブドウです。当時ハリー・シー氏(See’s Candy)が所有していた畑のカベルネがこのブレンドに使用され、その後1968 年にシー氏はその畑をロンとダイアンに売却しました。シルヴァラードはこの土地をフラッグシップの畑としています。
最新設備を備えているワイナリーでは、収穫されたブドウは細心の注意を払われながら小ロットで醸造され、その手工芸的に造られたワインはシルヴァラードの土地、哲学、ワインのスタイルを反映しています。 品質への絶え間ない追求のために、シルヴァラードは常に栽培と醸造の研究・開発に努め、ブドウ樹のスペーシング、仕立て方、台木の選択、新しい酵母、オーダーメードの樽、そしてより優しいプレスの工程を実現するための最新設備の導入など常に改善・向上を目指しています。
シルヴァラードは現在7 つの自社畑を所有し、ソーヴィニョン・ブラン、シャルドネ、メルロ、サンジョベーゼ、ジンファンデル、カベルネ・ソーヴィニョンを栽培しています。それぞれの畑の土壌、気候、ブドウ品種などに合わせそれぞれ異なる栽培方法を採用しています。シルヴァラードのワイン造り理念はブドウ畑に根ざしています。ワイン・マスターのジャック・スチュアートは、“ ワインの価値はそのブドウが栽培された畑によって決まる。結局、私達の評価を決めるのは畑の品質なのです。” と述べています。