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2017 ジラード オールド・ヴァイン ジンファンデル ナパ・ヴァレー
Girard Old Vine Zinfandel Napa Valley
【このワインについて】
生産国 アメリカ
地方 カリフォルニア
アぺレーション ナパ・ヴァレー
ワイナリー ジラード・ワイナリーGirard Winery
ヴィンテージ 2017
色 赤
ぶどうの品種 ジンファンデル 95%、プティット・シラー5%
栓 テクニカルコルク
容量 750ml
アルコール度数 15.0%
【楽しみ方と保管方法】
(ティスティング・ノート)
みずみずしいブラックベリー、ラズベリーそしてペッパーの大胆な香りがグラスから立ち上がり、スパイスやフローラルな香りも感じられ、口に含むとエレガントなブラックチェリーの味わいがあります。アメリカン・オークによる香ばしいトーストしたオークの香りと、ハンガリアン・オークによる甘味のあるスパイス香が、ワインにスムーズで豊かな余韻を与えます。
「フュージョン・バレル」は、ジラードでの樽熟成には欠かせないものとなりつつあります。ワールド・クーパリッジ社がワイン醸造家特定のスペックに合わせて製造するカスタムデザインの樽で、異なる種類のオーク材を組み合わせて 1 つの樽を造り、ワインに好みの複雑味とニュアンスを与える特別な樽なのです。
【生産情報】
(ヴィンテージノート)
2017 年は、それまで数年間続いていた「楽な年」や「教科書通りな年」とは表現できない年でした。その代わりにブドウ栽培や醸造技術の柔軟性を発揮できた年になり、結果として素晴らしい品質のワインを造れたのです。生育期は豊富な雨に始まり、春の天候は穏やかで安定し、開花期も長く続きました。6 月にはひどい雹に襲われましたが、一部のエリアの被害で済みました。夏には 3 度の熱波に襲われ、そのうち最後の1回は 9 月第一週のレイバー・デイの週末だったため、収穫を急がせる要因になりました。しかしその後すぐに気温が下がり、糖度が通常レベルになりハングタイムは長くなったのです。
(ブドウ栽培)
畑 : 冷涼なナパ・ヴァレー南部に位置するモーガン・ヴィンヤードを含む、シャキッとした酸とはっきりとした果実感が特徴の選び抜かれた畑のブドウを使用しています。また古樹があるカリストガのグッドワード・ヴィンヤードのブドウも、深い風味と洗練された味わいのワインに仕上がる鍵となっています。
(醸造)
熟成: フレンチ・アメリカン・ハンガリアンオーク材を使用したフュージョン・バレル(新樽 35%)
pH: 3.62
TA: 6g/L
残糖: 1.09g/L
【ワイナリー】
(ワイナリー情報)
ジラード・ワイナリーがナパ・ヴァレーの素晴らしい品質を反映するワイン造りを始めたのは、その畑に最初にブドウが植えられて 30 年経った時でした。ナパ・ヴァレーはその品質によって世界で最も有名なニュー・ワールドのワイン産地になりました。ジラードがその地に自分の根を下ろした復興の頃と時を同じくしてナパ・ヴァレーの名声は上がっていきました。
ナパ・ヴァレーのベンチマーク年となった 1976 年はフランス人審査員によって自国のワインとナパの新興ワインとのブラインド・テイスティングが行われた年です。そこで皆が驚いたのは、白・赤両方のカテゴリーでカリフォルニアワインが一番に選ばれた事でした。フランスの猛反発をよそにこの有名なパリ・テイスティングはカリフォルニア・ワインがオールド・ワールドと対等に肩を並べるワインになった事を証明しました。
今日、ジラードはその頃と同じような復興の道をたどっています。カリフォルニアで長年ワイン造りに携わってきたパット ・ ロニーは新しい世紀に入ってまもなくワイナリーを購入しました。パットのワイン業界でのキャリアはシカゴにある有名なレストラン ʻ パンプ ・ ルーム ʼ のソムリエから始まりました。その後出身地であるカリフォルニアに戻り、最終的にはソノマにあるシャトー ・セント ・ ジーンの社長にまで上り詰めました。
ジラードでのパットはシャルドネとカベルネベース等の今までのワイン造りを続ける一方で、ナパで一世紀にもなる樹齢のジンファンデルやプティット ・ シラーの品種にも注目したワイン造りをしています。また、ヴァレーの西と東の端にそれぞれ位置するダイヤモンド ・ マウンテンとハウエル ・ マウンテンの新しい畑の植樹も進めています。 ジラードのゴールは今までと同じようにリッチで完熟したブドウ、そしてナパ・ ヴァレーのフレーヴァーを十分に表現することです。また、ポートフォリオの一部にはシャルドネの栽培に理想的な冷涼なコンディションを持つソノマのロシアン ・ リヴァー ・ ヴァレー産シャルドネもあります。