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2017 ジラード アーティストリー ナパ・ヴァレー
Girard Artistry Napa Valley
アーティストリーはナパ・ヴァレーの最上級のブドウをブレンドしたショーケースのようなワインです。左脳を使ったワインメイキングにより、ワイン造りの技術の芸術的(アーティスティック)な側面を表しています。完璧なブレンドの組み合わせを見つけるまでに、60 以上のロットからワインを選び、膨大な回数の試作を重ねました。この努力の結晶のワインをぜひ楽しんで下さい。ワインメーカー グレン・ヒューゴ
【このワインについて】
生産国 アメリカ
地方 カリフォルニア
アぺレーション ナパ・ヴァレー
ワイナリー ジラード・ワイナリーGirard Winery
ヴィンテージ 2017
色 赤
ぶどうの品種 カベルネ・ソーヴィニョン 62%、メルロ 22%、プティ・ヴェルド 12%、 カベルネ・フラン 2%、マルベック 2%
栓 テクニカルコルク
容量 750ml
アルコール度数 14.5%
【楽しみ方と保管方法】
(ティスティング・ノート)
アーティストリーは、この地域とブレンドされた品種のエレガントさや美しさを一つ のワインとして表現したワインです。この 2017 年ヴィンテージは、ブラックチェリー やブラックカラント、シガーボックスのエレガントなアロマを持つ生き生きとしたワ イン。味わいはリッチで、ブルーベリーや黒いプラム、ブリオッシュ、ドライハーブ のフレーバーが重なり合っています。タンニンはベルベットのようになめらかで、お 菓子作りに使うようなスパイスを感じさせる長い余韻が続きます。
【生産情報】
(ヴィンテージノート)
2017 年は、それまで数年間続いていた「楽な年」や「教科書通りな年」とは表現できない年でした。その代わりにブドウ栽培や醸造技術の柔軟性を発揮できた年になり、結果として素晴らしい品質のワインを造れたのです。生育期は豊富な雨に始まり、春の天候は穏やかで安定し、開花期も長く続きました。6 月にはひどい雹に襲われましたが、一部のエリアの被害で済みました。夏には 3 度の熱波に襲われ、そのうち最後の1回は 9 月第一週のレイバー・デイの週末だったため、収穫を急がせる要因になりました。しかしその後すぐに気温が下がり、糖度が通常レベルになりハングタイムは長くなったのです。発酵温度はフレッシュなフルーツのフレーバーを保つために低めに設定されます。その後、選び抜かれたフレンチオークの小樽で熟成され、ワインにリッチで複雑味溢れまろやかなフレーバーを与えます。
(ブドウ栽培)
カベルネ・ソーヴィニヨンはセントヘレナとオークヴィル、ダイヤモンド・マウンテ ン、ポープ・ヴァレーで収穫したぶどうを使用し、これらの地域はリッチで柔らかな 果実とワインに溶け込むタンニンが特徴的です。 メルロはヨントヴィル、ラザフォー ドで栽培されたみずみずしい特徴を持ち、カベルネ・フランとプティ・ヴェルドはゆ っくり完熟を迎えるポープ・ヴァレーで造られます。 最後に持ち込まれるプティ・ヴ ェルドは複雑味とこなれたタンニンを与え、ヨントヴィルのマルベックは重量感とジ ューシーさを与えます。このブレンドにはヒルサイドとヴァレーフロア両方のブドウ が使用され、タンニンはうまく溶け込み、リッチでバランスのとれたワインとなりま す。このブレンドは、その年のベストな状態を表現する完璧なワインとなるのです。
(醸造)
熟成: 100% フレンチオーク樽50 新樽で20カ月
総酸度: 6.7 g L PH 3. 61
熟成: フレンチオーク樽 100%で20カ月(新樽 50%)
TA: 6.7g/L
pH: 3.61
【ワイナリー】
(ワイナリー情報)
ジラード・ワイナリーがナパ・ヴァレーの素晴らしい品質を反映するワイン造りを始めたのは、その畑に最初にブドウが植えられて 30 年経った時でした。ナパ・ヴァレーはその品質によって世界で最も有名なニュー・ワールドのワイン産地になりました。ジラードがその地に自分の根を下ろした復興の頃と時を同じくしてナパ・ヴァレーの名声は上がっていきました。
ナパ・ヴァレーのベンチマーク年となった 1976 年はフランス人審査員によって自国のワインとナパの新興ワインとのブラインド・テイスティングが行われた年です。そこで皆が驚いたのは、白・赤両方のカテゴリーでカリフォルニアワインが一番に選ばれた事でした。フランスの猛反発をよそにこの有名なパリ・テイスティングはカリフォルニア・ワインがオールド・ワールドと対等に肩を並べるワインになった事を証明しました。
今日、ジラードはその頃と同じような復興の道をたどっています。カリフォルニアで長年ワイン造りに携わってきたパット ・ ロニーは新しい世紀に入ってまもなくワイナリーを購入しました。パットのワイン業界でのキャリアはシカゴにある有名なレストラン ʻ パンプ ・ ルーム ʼ のソムリエから始まりました。その後出身地であるカリフォルニアに戻り、最終的にはソノマにあるシャトー ・セント ・ ジーンの社長にまで上り詰めました。
ジラードでのパットはシャルドネとカベルネベース等の今までのワイン造りを続ける一方で、ナパで一世紀にもなる樹齢のジンファンデルやプティット ・ シラーの品種にも注目したワイン造りをしています。また、ヴァレーの西と東の端にそれぞれ位置するダイヤモンド ・ マウンテンとハウエル ・ マウンテンの新しい畑の植樹も進めています。 ジラードのゴールは今までと同じようにリッチで完熟したブドウ、そしてナパ・ ヴァレーのフレーヴァーを十分に表現することです。また、ポートフォリオの一部にはシャルドネの栽培に理想的な冷涼なコンディションを持つソノマのロシアン ・ リヴァー ・ ヴァレー産シャルドネもあります。