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NV マサイアソン カベルネ・ソーヴィニョン ヴィレッジ No.1 ナパ・ヴァレー
Matthiasson Cabernet Sauvignon Village No.1 Napa Valley
【このワインについて】
生産国 アメリカ
地方 カリフォルニア
アぺレーション ナパ・ヴァレー
ワイナリー マサイアソン・ファミリー・ヴィンヤードMatthiasson Family Vineyard
ヴィンテージ NV
色 赤
ぶどうの品種 カベルネ・ソーヴィニョン
栓 ナチュラルコルク
容量 750ml
アルコール度数 13.3%
【楽しみ方と保管方法】
(ティスティング・ノート)
「オーソドックスで落ち着いたカベルネ・ソーヴィニョンが飲みたい」そんな気分を満たしてくれるのが、このワインです。軽すぎず、重たすぎず、しっかりとした味わいがありながら、後味もサッパリしている、そんなワインです。あまり深く考えずに飲むカベルネで、TPO を選びません。長期熟成には不向きですが、マサイアソンのフラッグシップ・カベルネに選ばれなかったロットを混ぜ合わせて造った、素直に美味しいノン・ヴィンテージのカベルネ・ソーヴィニョンです。
しっかりとした赤果実、チェリー、キイチゴ、ブラックベリー、クランベリー、くわの実のアロマが、グラファイト、杉の木、鉛筆の芯の香りと共存します。口に含むと、とてもフレッシュで、軽やかなタンニンとバランス良い酸が感じられます。
【生産情報】
(ブドウ栽培)
Dead Fred Vineyard (Coombsville)
岩がゴロゴロした火山性の土壌を持ち、南西向き、日中の日差しをたっぷり浴び、夜間はとても涼しい畑です。2012 年から契約・栽培をして
います。
York Vineyard (Rutherford)
ラザフォードのど真ん中にある畑、砂利質沖積土壌を持ち、” ラザフォード・ダスト” を醸し出します。2013 年から契約・栽培をしています。
Helen’ s Gate Vineyard (Rutherford)
Arthur Berliner氏とMarian Leverさんの敷地、東向きの丘にある畑で、Whitehall Lane と同じ並びにあります。2009 年に植樹した畑です。
Orchard Vineyard (Oak Knoll)
黒色を帯びた粘土質土壌で、マサイアソン・ヴィンヤードに隣接しています。涼風に影響される乾燥した土地で、ワインに骨格と赤果実を与え
ます。2014 年に栽培を開始しました。
Bengier Vineyard (Oak Knoll)
ドライ・クリーク川付近の畑で、河流によりできた砂利の多い土壌で水はけが良く、秋にかけて夕方は日陰になるため、軽めで香り高いワイン
が出来ます。
Matthiasson Vineyard (Oak Knoll)
オーク・ノール・ディストリクトの西側、レッド・へン・ヴィンヤードの南にある畑で、ロームからなる沖積土壌を持ち、明け方の霧と吹き込
む海風に影響され、マサイアソンが栽培する畑で一番冷涼です。
(醸造)
収穫・醸造
ヴィレッジNo.1 は2 年間の樽熟成を経た2017 年産のブドウに、フレッシュな果実味を加える目的で2018 年産のブドウをブレンドしました。ワインは低温で発酵し、パンプオーヴァーを一日二度行いました。ブドウ自体に既に凝縮感がある為、過度の抽出は不要でした。むしろ、果実のフレッシュさとテンションを感じるアロマをワインに残すことを意識して造りました。発酵はとてもゆっくりで長く、辛口まで発酵を終えるのに3 週間かかりました。その後フレンチオーク旧樽をメインに、10 〜22 ヶ月間熟成をしました。
pH 3.66
総酸度 6.0 g/L
【ワイナリー】
(ワイナリー情報)
オーナー醸造家のスティーヴ・マサイアソンはナパ・ヴァレー屈指のヴィンヤード・コンサルタントです。彼のクライアントにはアイズリー、シャペレ、スポッツウッド等があり、バランスの取れたブドウ造りに定評があります。
マサイアソンは完全家族経営の小さなワイナリーです。スティーヴが造る白ワインはイタリア・フリウリ地方のワインがモデルで、赤ワインはボルドー・スタイルが中心です。畑(現場)出身の現場主義であり、畑の作業は可能な限り全て自分で行います。そして、スティーヴはワインの味わいを決定する重要な要素である収穫時期を通常より 3 ~ 4 週間早めることを好み、カリフォルニアワイン業界全体を驚かせています。2014 年には、アメリカの有力紙サンフランシスコ・クロニクルの「Winemaker of the Year」に選ばれ、今後の活躍が期待される敏腕若手醸造家です。
スティーヴ・マサイアソンにとって、ワインを造るという事は、畑仕事の延長にしか過ぎません。マサイアソンで使われるブドウはナパ・ヴァレーとソノマ・ヴァレーの畑から収穫され、どれもスティーヴ本人が生育期を通して栽培を管理する畑です。スティーヴはブドウ品種が本来持つ個性や香りをワインにそのまま反映させるスペシャリストです。彼は、どこにでもあるようなシャルドネやカベルネ・ソーヴィニョンはもとより、リボッラ・ジャッラやレフォスコ・ダル・ペドゥンコロ・ロッソのような、普段ナパ・ヴァレーでは、あまり見かけない品種も得意とします。どんな品種であっても、彼の仕事は、ただひたすらそのブドウが育つ土壌と品種の個性をワインに反映させることです。
マサイアソンのワインの特徴は、お食事に合わせる事を前提とした爽快感と、通常のカリフォルニアワインよりも低めのアルコール度数です。畑それぞれに適した栽培農法を用いることによって凝縮感のあるブドウを育て、醸造家としての自己顕示欲を極力抑え、ブドウの個性を尊重することによりアロマティックな香りに包まれたバランスの良いワインを造ることが可能になります。
カリフォルニアにおいて優れたバランスを持つシャルドネとピノ・ノワールを探求する組織として一世を風靡した「In Pursuit of Balance (IPOB)」の元メンバーであり、ヨーロッパを思わせるエレガントで鮮やかなワインを造ることに定評があります。